グラフの凡例は、たいていデータから自動で作られます。データにあるカテゴリの数だけ、凡例の項目が並びます。

ほとんどの場合はそれで困りません。けれど、説明が必要な場面では、それが間違いになります。

報告は「アイコンがずれている」だった

3回測りましたが、揃い方に問題はありませんでした。

実際に起きていたのはこうです。そのときのデータでは、たまたま2つのカテゴリが空で、凡例が2項目減っていました。見る人が覚えていた凡例は7項目、目の前にあるのは5項目。それで「何かがおかしい」と感じ、いちばん近い言葉として出てきたのが「ずれている」でした。

報告の言葉と、本当の原因は別のもの

報告されるのは本人が気づいた違和感であって、違和感を生んだ原因ではありません。この2つのあいだには、たいてい何段階もの距離があります。

⭐ ですから、見た目についての報告を受けたら、最初にするのは言葉どおりに直すことではなく、まず測ることです。測ってから、それが何の話なのかを決めます。

ルール

説明のための要素は、全項目を載せる。

凡例、カラーの説明、ステータスの対応表、アイコンの索引。これらの役目は、見る人の頭の中に一度モデルを作ることで、今回のデータの中身を映すことではありません。空のカテゴリも残し、「データなし」と示しておきます。

データを見せるための要素は、データに従う。棒グラフ、折れ線、カードは、もともとあるものだけを描けばいい。

同じ図の中に両方があっても、違いは1つだけです。それは説明するためにあるのか、データを見せるためにあるのか。